コンパスグループ・ジャパンで活躍する先輩たち
コンパスグループ・ジャパンでは、さまざまな障がいを持った従業員が、一人ひとりの得意を活かし活躍しています。先輩従業員のバックグラウンドや、それぞれに応じた対応についてご紹介します。

洗浄
スタッフ
「さすが社会人!」と家族に
褒めてもらえてうれしいです
A.R.さん 知的能⼒障がい
洗浄業務(アルバイト)/ 勤続年数8年
実際の作業を見て覚える、なじみやすい教育体制
高校を卒業した後、大きなホテルの社員食堂で働いています。高校の職業体験でたくさんの現場へ行ったとき、食に関する仕事が好きだと思ったので、高校の先生たちと相談してコンパスグループ・ジャパンに入社しました。
就職してから今まで同じ業務を担当しています。食器やお箸、スプーン、フォークを食洗機で洗うほか、小鉢やデザートの盛り付けをしたり、テーブルを拭いたり、ダスター(汚れを拭うふきん)を畳んだりしています。
仕事は、最初に職場の方がお手本を見せてくれたので分かりやすかったです。洗い物なら「このように洗ってください」と実際に洗って見せてくれたので、困ったことはなかったです。皆さんとても優しくて、毎日働きに行くのが楽しいです。

「頑張っているね」の言葉に励まされるやりがい
洗い物で使う食洗機は、はじめは使うのが難しそうに見えましたが、使い方を教えてもらえましたし、大変ではない仕事なので慣れました。気を付けているのは「丁寧さ」です。デザートのヨーグルトを盛る時に、お皿に付いて汚れたら、きちんと拭きます。そうすると、みんなが喜んでくれます。テーブルを拭いていると、社員食堂を利用するお客様に「頑張っているね」と褒められることがあるのがうれしいです。
お客様がおいしそうに食べているところを見ると、私も笑顔になります。そして、この社員食堂の仕事では私もおいしいランチを食べられるのがうれしいです。今日のメニューは牛丼でした。ハンバーグにカツ丼、親子丼…。おいしいものをいろいろ食べられるのが楽しみです。

「職場でも家でも活躍している」というやりがい
職場での仕事は自分の家でも役に立っています。働き始めたばかりの頃と比べると、洗濯物を畳んだり、お皿を洗ったりすることは、とても上手になりました。家族から「いつも手伝ってくれてありがとう」「洗うの上手いね」「さすが社会人!」と言われると、私もうれしくなって「これからも仕事を頑張っていこう」と思います。
入社してから同じ仕事をしてきましたが、先輩たちの仕事を近くで見ていると「いつか定食とかも盛り付けることができたらかっこいいだろうな」「できる仕事が増えたらいいな」と思うことがあります。今の仕事を間違わないように続けることも大事なので、これからもさらに笑顔で働いていけたらいいなと思います。
ある1日のスケジュール
- 10:00
- 出勤
職場に着いたらダスターを畳み、テーブルを拭く作業を始めます。
- 10:30
- 洗い物
食洗機で洗うことがほとんどです。私は鍋などは洗いません。お皿やコップなどを担当します。
- 11:00
- お昼休憩
ごはんを食べたら携帯電話を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたりしています。
- 12:00
- 洗い物
洗い物作業は、午前の内容と同じです。洗い終わったものを運び、決まった場所にしまうのも仕事です。
- 15:00
- 退勤
私は土曜と日曜は休みで、祝日は出勤です。祝日は忙しい日なので、仕事が終わるのは16:00になります。

事務職
多事業展開の企業で働ける喜び。キャリアチェンジして勤続中です
O.T.さん ⾝体性機能障がい
事務職(正社員)/ 勤続年数27年
腎臓を患い、人工透析が必要な中途障がい者に
コンパスグループ・ジャパンで働いて27年になります。前職はホテルのレストラン勤務。そのレストランが閉店したので地元に戻り、たまたま求人情報誌で見つけたゴルフ場のレストランの求人に応募。まずはアルバイトとしてコンパスグループ・ジャパンに入社しました。
その後、正社員登用され、地元にコンパスグループ・ジャパンの物流センターができたことからパーチェシング部門に異動。米や野菜を買い付けるバイヤーとなりました。新設の物流センターが九州にできて、異動。その後、サポートオフィス(本社)のパーチェシング部門に移りました。
このサポートオフィス勤務時に腎臓を悪くし、人工透析が必要との診断を受けました。やむなく身体障がい者手帳を申請し、所定の病院通いが始まりました。

キャパシティーの大きい会社で働けて良かった
バイヤーは出張が多く、透析を受けながら購買業務を続けるのは難しいことから、この健康状態でも勤務可能な職場への異動希望を申し出ました。生活があり、家族を守るためには収入を得なければなりませんし。
現在は医療体制が充実した住宅型有料老人ホームで、安全・安心・安定を前提とする食品衛生管理や献立関連の業務に従事。レストラン勤務時の経験やバイヤー業務で得た食材の知識などを活かせています。
多事業を展開するコントラクトフードサービスの大企業ということもあり、働き方を変えなくてはならなくなっても、他部門への異動などによって活躍し続けられるという“受け皿”が多い点は本当に助かりました。異動の希望を快諾してくれたコンパスグループ・ジャパンには、今もとても感謝しています。

キャリア継続を一緒に考えてくれる、信頼できる会社
透析が必要になってからも休職や退職は考えませんでした。「どうしたら仕事を続けられるか」「業務での困りごとをクリアするには何をすれば良いか」と前向きに模索することができたのは、多様性を受け入れてくれる文化がコンパスグループ・ジャパンにあるからでしょう。
中途障がい者となった私の気持ちまで理解し、一緒にキャリア継続を考えてくれたおかげで、事務職に転換した今も「栄養関連を新たに勉強したい」という向上心が芽生えています。
体調不良で突然病院に行くことがあることへの理解があり、業務によっては在宅勤務も認められます。私の場合、透析の日は早上がりもOKで助かっています。人材を大切にしてくれるコンパスグループ・ジャパンに、ぜひご応募ください。
ある1日のスケジュール
- 10:00
- 出勤
ラッシュアワーを若干外しての出勤。ユニホームに着替えます。
- 10:05
- 食材の在庫確認
賞味期限順に並んでいないものがあるか、期限切れのものがないかをチェックします。発注作業なども並行して行います。
- 12:30
- 前日の売上げ処理
処理業務が終わったらお昼休憩を取ります。
- 14:00
- 成分値や食品構成の確認業務
栄養管理ソフトを使い、成分値や食品構成を確認します。PCスキルはExcelで多少の関数を使えるくらいでOKです。
- 16:00
- 食数チェック
入居者様のその日の食数を最終チェックします。
- 18:00
- 雑務
店長の多忙時は報告書を確認するなどの補佐も行います。
- 19:00
- 退勤
週に2回はサポートオフィス勤務(~18:00)。この勤務時は退勤後に病院に行き、透析を受けます。